伊勢参拝 ~その2~
すっかりご無沙汰してしまいました。
なんだかとても忙しくて全く更新どころではありませんでした。
ではでは、前回の続きと言うことで・・・。
今回の伊勢参拝は中々、興味深いことが沢山ありました。
途中で大雪に降られ、高速道路では吹雪・・・・・。
伊勢に着くと雪はやんでいましたが、怪しい曇り空・・・・・。
まずは「外宮」をお参り(正式参拝)してから、いつもは「内宮」へお参りをするのですが、今年は猿田彦神社へ先に行きました。
「外宮」は商売繁盛の神と云われる「豊受大神」がお祀りされています。
そして「猿田彦神社」は道開きの神様、「道祖神」とも云われる「猿田彦大神」がお祀りされています。 交通安全や縁結びなどで有名で、伊勢神宮の「式年遷宮」の時に、ここの宮司さんが行列の一番先頭を以前は歩いて居られたそうです。 こちらも毎年正式参拝をさせて頂いています。
そして「天照大神」のお祀りされている「内宮」へ・・・。
「内宮」へ着くとさらに怪しい雨雲が・・・・・・。
「まぁ大丈夫だろう」と思い傘を持たずに歩き出すと、ちょうど神楽殿に着いた処で、
「ポタ・・ポタ・・・ザァーッ・・・・・」 大雨です・・・。
先に本宮へ正式参拝へ行ってから「御神楽」を、と予定していたのですが、神宮の職員の方にも、
「宜しければ、先に『御神楽』を御奉納されてはどうですか?」
とお声をかけて頂きお言葉に甘えることにしました。
そして神楽殿の待合所で待ちながら窓の外を眺めていると、ものすごい稲光と共に雷鳴が響き渡りました!!待合所にいる皆が同時に「うわぉぉぉ・・・・」と声を上げるほどでした。
「(注)若先生。あのまま、本宮に行ってたらびしょ濡れだったね・・・・・。若先生が先に『御神楽』の受付をしてくれた御陰で助かったよ。 職員さんも声懸けてくれたしね。」
(注)・・・恥ずかしながら私のことです。
と総代の方の一人が仰いました。そしてその後「御神楽」を奉納し、再び外へ出てくると、さっきの雨と雷は何処へやらというほどの青空が広がっていました。
「おぉ・・・。こりゃすごいね、若先生。一体どうなってんだろうね・・・?!(注2)先生と若先生の徳積の成果・・・御神徳かね?!(笑)」
(注2)これも恥ずかしながら父のことです。
でも本当に不思議なことに、やんでいたのです。御陰様で一度も傘を差すことなく、「内宮」を参拝することが出来ました。
何処のお宮へ行っても正式参拝をすると気が引き締まり、必ず感謝の気持ちが芽生えるものですが、今回は特に有難く思い、「神恩感謝」の念で一杯になりました。
その後、「月読宮」へお参りをして宿に着き、そこで父が、
「家を出てくるときは桜に見送られて、道中、高速道路では吹雪に吹かれ、伊勢では夕立のような大雨と雷に出くわしたし、その後は嘘みたいな晴天・・・・、今日一日でなんだか一年の天候全てに出会ったような感じだな・・・・。今年はもう、来られないと思っていたけど来ることが出来たし、不思議だけど・・・・・なんだか有難いな・・・・。」
私はただ大きく頷くだけしか出来ませんでしたが、父が感じた、「不思議な感覚と感謝の気持ちは共有出来たかな」と感じました。
その3へ続く・・・・・
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コメント
milestaさん、こんにちは。
コメント有難う御座います。
本当に不思議な一日でした・・・。
なにかものすごい神秘に触れたような気がしました。
稲妻のお話も同様に思いました。
そんなこともままありますよね。
一応また続編を書こうと思っているのですがなかなか時間がとれないのです。
でも必ず書きますのでまたのぞきに来てくださいね。
投稿: 管理人 | 2006年5月 4日 (木) 13時17分
そんなことがあったんですね。
「何だか有り難い」とおっしゃるお気持ち、よくわかります。記事を読んでいただけでも、そんな気分になりましたから。
自然現象には、時として神様の存在を意識させられることがありますよね。
2年ほど前、遠くの空で広い範囲に渡って稲妻が光り、夜なのに昼間のような明るさになっていた時、全く子供みたいですが「あの下に誰か神様を怒らせることをした人がいるに違いない。」と本気で思いました。稲妻のギザギザが地上に向かう様子はまさに「天罰」という表現がぴったりでした。
宇宙飛行士も、飛行を終えてから神の存在を信じるようになったという人が多いみたいですよね。
投稿: milesta | 2006年5月 3日 (水) 20時37分
日々是桜さん、こんばんは。
レスポンス有難う御座います。
いいですね!
新緑の季節の神宮もさぞかし気持ちの良いことでしょうね。
また次のエントリで書く予定ではありますが、伊勢に行った翌日に少し足を伸ばしまして天橋立へ行き、「元伊勢」も参拝して参りました。参拝されていらっしゃらくなくて、もしお時間が取れるようでしたら是非一度参拝されることをお勧めします!
なかなか良い神社ですよ。
投稿: 管理人 | 2006年4月28日 (金) 02時49分
田舎の神主さま
拙ブログとの相互リンク、ありがとうございました。
田舎の神主さまの伊勢参拝の記事、興味深く拝見させていただきました。実は私も5月の連休明けに伊勢に参拝する予定なので、記事を拝読し、ますます楽しみになってきました。
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: 日々是桜 | 2006年4月26日 (水) 18時03分
日々是桜さん、初めまして、こんにちは。
コメント有難う御座います。
お誉め頂き光栄です。
先程、貴ブログを訪問させていただきました。
こちらでもリンクを張らせていただきます。
こちらこそ今後とも宜しくお願い致します。
投稿: 管理人 | 2006年4月26日 (水) 13時42分
田舎の神主さま
はじめまして。この4月にブログをはじめたばかりのものです。本日、田舎の神主さまのブログをはじめて拝読しましたが、とてもおだやかな気持ちになりました。私もこのようなブログにしてゆきたいと思います。
僭越ながら拙ブログにリンクを貼らせていただきました。相互リンクしていただければ幸甚でございます。今後ともよろしくお願い致します。
投稿: 日々是桜 | 2006年4月25日 (火) 19時34分
喜八さん、こんにちは。
コメント有難う御座います。
様々な意見交換のツールとして、「ブログ」は使えるものですよね。
しかし、インターネットに於ける匿名性の高さを逆手にとって言いたい放題して良いものではないと思うのです。
議論を望むか、望まないかというのは管理人が判断することであり、あくまでそこのブログでは管理人が「秩序」であり「ルール、法律」でなければならないものと思います。
いたずらに「議論をしろ」だとか「逃げるな」などと仰る方々に対して疑問を感じます・・・。
私が言いたいことは喜八さんと同じようなことです。
意見の違いは何処でも生じるものですし、その端的な部分をもって人間一人を判断する行為は危険なことだ、ということを申したいのです。
互いの考えを理解し、認め合い、そこから議論を構築する以外に議論の正当性を見いだすことなどあり得ないと思うのです・・・。
一部の自称「保守」の方々には現在「言葉の暴力」を以て攻撃的に振る舞われている方もいらっしゃいますが、余りにも周囲の方々に対する「思いやり」や「感謝」の念が欠けているように思います・・・・。
また余計なことを書いてしまいました・・・。(反省)
>田舎の神主さんのことは「本物の愛国者」だとつねづね思っております。
いえいえ、私なんかとてもとても・・・・・。
でも、最高の褒め言葉、有難う御座います。
こちらこそ今後も宜しくお願いします。
頑張ってください!
投稿: 管理人 | 2006年4月23日 (日) 10時00分
田舎の神主さん、こんにちは。
お気遣いありがとうございます。
世の中にはいろいろな意見がありますから、ときには意見同士が衝突するのも仕方のないことかもしれません・・・。
他の方のことはさておいて、田舎の神主さんのことは「本物の愛国者」だとつねづね思っております。
至らぬ点の多い私ですが、今後もどうぞ宜しくお願いします。
投稿: 喜八 | 2006年4月22日 (土) 09時23分
喜八さん、こんにちは。
コメント有難う御座います。
申し訳ありません。
神宮の写真は撮っていないのです・・・・。(汗)
毎年行っているので怠慢で申し訳ありません・・・・・。
正確に言うと、何枚かは撮ってはいるのですが、特定の個人が写っておりますのでアップは控えさせていただきたいと思います・・・。
先ほど久しぶりに喜八さんのブログにお邪魔させて頂いたのですが、なんだか大変なことになっているようですね・・・・。
心中お察し致します。
どうか、これに負けずにブログは続けて頂ければと思います。
最近は自称「愛国者」だとか「正論者」とか言って余りにも目に余るような活動をされている方々が多数いらっしゃるようです。
こういうことを言うと私のブログも炎上してしまいそうですが・・・。
どうかお気になさらずに今まで通りの「喜八ログ」を続けて頂きたいと心よりお願い致します。
また、良書を御紹介下さって有難う御座います。
また良い本がありましたら教えてくださいね。
投稿: 管理人 | 2006年4月21日 (金) 10時41分
田舎の神主さん、こんばんは。
続編を首を長くして待っていました。
それだけの雷雨に遭いながら一度も傘をささないで済んだとは、まさに「神佑」です。
お父様の「不思議だけど・・・・・なんだか有難いな・・・・」とのお言葉にも実感が深く込められていますね。
それでお願いというわけではないのですが・・・。
写真があったらアップしていただけないでしょうか? m(__)m
投稿: 喜八 | 2006年4月20日 (木) 20時12分